はじめに

「部屋の掃除をするには掃除機が必要だ」
そのように思っている方は多いだろう。
実際、掃除機は部屋中のゴミやホコリを吸い込み素早くきれいにしてくれるので、多くの家庭に当たり前のようにある家電としてその地位を確立している品である。
そんな掃除機を私は持っていない。
「こたつだけでなく掃除機まで持っていないなんて、持たない暮らしを実践しているのですか?」
疑問に思った読者の方もいることでしょう。
私は、ミニマリストや持たない暮らし、丁寧な暮らしなどに興味があるので、自然とそのような考えになるのかもしれないが、単純に「なくてもどうにかなっているから持っていない」のだ。
こたつは、布団やその他使うために必要な布類の管理が面倒だから手放した。
掃除機は、後述している理由により買えなくなったが、意外となくても問題ないから持っていない。
どちらもその根本には「面倒なことが嫌い」という私の性格があり、結果として持たない暮らしに繋がっているのだと思っている。
今回は、そんなめんどくさがりな私が掃除機を持っていない理由と、めんどくさがりなくせに行っている掃除方法についての話しだ。
掃除機が買えなくなった
冒頭でもお伝えした通り、私は掃除機を持たない暮らしをしている。
今の家に引っ越すタイミングで買うことを検討したが、買おうと決めるに至る決定打に欠け、なんとなく買わずに気づけば6年ほど経過している。
「検討した」とサラッと書いているが、この検討はとても深刻だった。
当時の私は寝ても覚めても掃除機のことしか頭になく、パソコンを開けば掃除機について検索して口コミや性能などを参考に、あーでもないこーでもないと脳内会議を繰り広げていた。
しかし、結果として買わなかった。
買わなかったというより買えなくなったと言った方が正しいのかもしれない。
なぜなら理由は大きく分けて2つある。
買えなくなった理由① 情報を仕入過ぎた
ひとつは一口に掃除機と言ってもいろいろな種類があり、価格もまちまちであるということ。
メーカーはどこ? 紙パック? サイクロン? お掃除ロボットもいるよ? コードの有無は?
そんなことをいろいろ考える内に、情報を仕入れ過ぎてわけがわからない状態になってしまった。
買えなくなった理由② 面倒なことが嫌い
もうひとつの理由は、私の「面倒なことが嫌い」という性格の問題である。
私は掃除機の吸い込み口に付いているブラシの手入れが嫌いだ。部屋がすばやくきれいになるのは良いが、その代わりに掃除道具を掃除するなんて本末転倒。しかもブラシに絡みついた髪の毛がなかなか取れずかなり面倒な作業になるのは納得いかない。
ブラシの付いていない掃除機や、付いていても最近のものはゴミが絡まりづらくなっている?昔のものとは仕様が変わっているのかもしれないが、ゴミを吸い込んだ後の手間を考えるとどうしても私は掃除機を使える気がしないのである。
そして処分の対応も面倒だ。
買うのは簡単。でも気に入らないからと言ってすぐに買い替えるものではないと思っているし、処分するにも一苦労。
メルカリで売る?粗大ゴミ?そのどちらもめんどくさいことこの上ない。
そのため、とりあえず買ってみようなんて勢いで買ってしまえるものではなく、慎重に選ぶ必要があったのだ。
このような理由のため慎重に慎重を重ねた検討を行う必要があり、その結果買えなくなったのである。
掃除機のない暮らし
掃除機を持っていない私は、ほうきとちりとりを使ってフローリングの床を掃き掃除している。
以前はクイックルワイパーを使っていたが、結局取り切れないゴミはほうきでかき集めて捨てるので、それなら初めからほうきで良いではないかと今の形に落ち着いた。
ほうきは騒音となる音を出さないので、早朝深夜問わずいつでも掃除できることがメリットである。
学校で使っていた「自在ほうき」(柄が長く、T字型で毛足の短いほうき)を使ってみたこともあったが、現在は「棕櫚のほうき」と「はりみ(ちりとり)」を使っている。
↓こちらがわが家で使用しているもの

これらを使っている理由は「丁寧な暮らしへの憧れ」である。
今の私は日々さまざまなことに追われ、丁寧な暮らしができるような状態ではない。
しかし、丁寧な暮らしをしている人たちは皆穏やかで心豊かな生活をしているイメージがあり、勝手気ままな猫のように暮らしたい私にとって憧れの存在である。そんな憧れの人たちが使っているほうきはどのような品なのだろうと興味があり、買ってみようと決めたのだった。
ほうきを買う前にもやはり市場調査は欠かさなかったが、この憧れという理由が決定打となり買えなくなるようなことはなかった。
「ほうきを使った掃除は、掃除機と比べると時間がかかって大変なのでは?」
そう思われる方もいるであろう。
確かに、家族と一緒だったり戸建てに住まわれている方は床面積も広くなるので、時間がかかり大変かもしれない。ただ、私が暮らす家は部屋数も多くなく2階もないので、懸念するほどのことではない。
先に述べたように、ほうきは使用するとき音がしないので、いつでも自分の好きなとき、思い立ったそのときに掃除できると言ったメリットがある。時間がかかることをデメリットとした場合、そのふたつを天秤にかけると私にとってはメリットの方が上回るので、買って良かったと思っている。
「面倒なことが嫌い」と言っているが、興味のある好きなことに関してその感情はわかないようで、今日もせっせと掃き掃除にいそしむ私なのであった。
自分に合った持ち物と暮らす
世の中は便利なものであふれている。
それらを活用することでより楽に、より効率よく家事をこなして空いた時間を有効活用することが可能だ。私も便利道具を使うことは賛成なので、活用していきたいと思っている。
だがしかし、そこに面倒なことがセットになっているとしたら話しは別だ。
欲しいと思い買ったものの、手入れや扱いが面倒で使わなくなる、実は自分には必要のないものだったなど、結果として不用品になってしまった場合どうするのか。
処分にお金がかかることや、売るにしても手間と労力に見合った金額で売れるのかなど、考えなければならないことが発生する。

お金さえあれば手に入れることは簡単だが、必要なくなった時のことまで考えて物を買っている人は少ないのではないだろうか。
かく言う私も、以前はこれが必要だと思ったら迷わず買っていた。
今の家に越してきたときは理想の暮らしをイメージして家具をそろえたのだが、6年経った現在その時買ったもので残っているものはわずかである。
趣味や気分は変わるもの。買ったその時に満足した暮らしができていたのなら良いではないかと思う反面、手放す作業がとても面倒だったので、次回家具や家電を買うときはできるだけ長く使えるシンプルなものを買いたいと思っている。
世の中の人が持っているものが自分の性格や暮らしに合っているとは限らない。
特に家具や家電は一度買ってしまえば簡単に買い替えるものではないし、手放すことも容易ではないので注意が必要である。
買い替えのタイミングや新生活に向けた準備をしているとき、物欲のままに何でも買うのではなく一度立ち止まり「本当にこれは自分の生活に必要なものなのか」をしっかり見極めることはとても重要だと考える。
さいごに
私は掃除機を持たない暮らしをしているが、ミニマルや持たない暮らしを意識しているのではなく、なくてもなんとかなっているので持っていないということをお伝えした。
意識していないとは言え、必要最低限のモノだけ持って暮らすということは面倒なことも必要最低限に抑えられるのではないかと思っているので、「面倒なことをしないためにはどうしたらいいか」について考えていく内に、自然と持ち物が少ないミニマルでスッキリした暮らしになっていたら良いなと思う。
持ち物を増やすときは、出口も考える
これ大事!
本日も長々とお付き合いいただきありがとうございます。
誰かの何かの参考になったら嬉しいです。
では、またね (ฅ’ω’ฅ) ★